「日本は戦術の変更が遅すぎた」「観客が帰っても仕方ない」
ーーすごいシュートが飛んできました! 危うくゴールになるかと…。
「チョン・ウヨンは本当に上手いね! 怖いシュートだった。彼は本当にいい選手。もう日本人になってほしい(笑)。なんでもやっている。ディフェンスも強くて、パス能力も高く、シュートも打てて、フリーキックを決めた。そして日本語もできる」
ーー井手口と交代で三竿健斗が日本代表デビューです。
「井手口より今野か倉田を下げた方がよかったんじゃない? 倉田は今日何も機能していなかった。井手口も今日はこれまでと比べたらインパクトはなかったけど。次は川又が入るみたいだね。倉田を下げて4-4-2にしたらいいと思う。今野と三竿のダブルボランチで、川又と小林の2トップがベストじゃないかな。しかし、ハリルホジッチ監督は選手交代前に説明が長いね。そんなに必要あるか? 初めてだから三竿には必要かもしれないけど、川又はもう何をすべきかわかっているでしょう」
ーーまた危ない位置でフリーキックを与えてしまいました。
「これも危なそう……やっぱりやられた…」
ーー川又は伊東と交代ですね。
「倉田が右サイドで川又が1トップだね。小林(悠)がトップ下に入るのは北朝鮮戦と同じだね」
ーー韓国はチョン・スンヒョンを入れて5バック気味になりましたね。
「もはやそうする必要もないんじゃない? 日本はほとんど危険なチャンスを作っていないわけだから」
ーーただ、日本は選手交代によってだんだん縦パスが前線に入るようになってきました。
「そうそう、これを最初からやればよかった。ただ、韓国はもう5人のDFにチョン・ウヨンも加えて6バックのように守っている。これでは崩すのは本当に難しい」
ーーハリルホジッチ監督はチームの戦術をガラリと変えるような策を持っていないような印象を受けます。
「これまでも川又が入ったり、伊東純也が入ったりして、流れがよくなってはいた。でも、ガラッと変わったとまでは言えなかった。今日もなかなか難しい。韓国は6人が引いて守っているし、日本は戦術の変更が遅すぎたと思う」
ーー残り5分、観客が帰り始めました。
「今日は3万6000人も入ったから電車が混むだろうし、試合ももう終わったようなものだから仕方ない」