今野泰幸【写真:Getty Images】
【日本 1-4 韓国 E-1選手権】
日本代表は16日、EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会で韓国代表と対戦し、1-4と逆転負けを喫した。
幸先よく先制したにもかかわらず、ペースを握ることなく韓国の反撃を許した。スコアを動かしてから日本に何が起きたのか。今野泰幸は「なかなかプレスがはまらなかった。中盤で相手にフリーで持たせすぎたし、そこから自由に蹴られた。サイドも振られたし、FWの高さも使われた」と振り返った。
「やっている選手たちで話し合いながら」とピッチ内で問題点を共有したというが、「なかなか前半のうちに修正できなくて、ズルズル行ってしまって3点やられた」と、改善できぬまま失点を重ねてしまったようだ。
アンカーの位置でスタートしたが、試合状況に応じてダブルボランチになる時間もあった。それでも、相手の攻撃を食い止めることはできなかった。
「ポジション上なのかわからないけど、全くプレッシャーかからなかった。相手のディフェンスラインも自由にボール持っていたし、そこから中盤に当てるボールに対しても誰も行けなかった」
選手同士の距離感が悪く、韓国に容易くビルドアップされてしまった。今野も時折、鋭い出足でインターセプトを狙ったが、仮に奪ったとしても次のプレーが続かなかった。一人ひとりは状況を打破しようと戦ったが、チームとして悪い流れを断ち切ることはできなかった。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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