問題山積のミラン【写真:Getty Images】
ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)問題に揺れるミランは15日、UEFAにボランタリー・アグリーメント(自主協定)を断られたことを発表した。
ミランはこの数年で大金を投じているものの結果はついてきておらず、UEFAはFFPに抵触する可能性があることを警告してきた。これに対してミランは、今後のビジネスプランなどをUEFAに報告し、ボランタリー・アグリーメントが適用されることで処分の回避を目指した。
しかし、UEFAはミランの“再建計画”が不十分だとして、これを拒否すると報じられていたが、正式にクラブから発表されている。
ただし、これで処分が決定したわけではない。マルコ・ファッソーネCEOは「UEFAの要求は不可能だった。今後はセトルメント・アグリーメント(和解協定)を目指す」とコメント。2018年初頭に行われるUEFAの再調査での処分回避に向けて準備することを明かした。
ピッチの内外でうまくいっていないミラン。この難局を乗り切れるだろうか。
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