同居した3チームとの対戦成績は?
デンマークとは、直近では2015年に2度親善試合で対戦し、両試合ともフランスが勝っている。アントワーヌ・グリーズマンやオリビエ・ジルーら、現代表のメンバーも半分くらい出場している。とくにジルーは両試合で計3点を挙げているから、彼にとっては良いイメージを持って臨める相手だろう。
ペルーとは、フランスサッカー連盟(FFF)のデータによれば、これまで一度しか対戦したことがない。それもミシェル・プラティニやジャン・ティガナが現役だった1982年とかなり昔の話で、0-1でフランスが敗れている。
今大会の予選で6得点をあげたFWパオロ・ゲレーロが、10月5日のアルゼンチン戦後のドーピング検査で陽性反応だったことからFIFAから1年間の謹慎処分を受け、本大会に出場できないというのはペルーにとっては痛手だろう。
初戦の相手であるオーストラリアとの直近の対戦は2013年だ。パルク・デ・プランスで行われた試合はフランスが6-0で大勝。ジルーが2点、カリム・ベンゼマやフランク・リベリーも得点を挙げている。
オーストラリア代表は、プレーオフを勝ち抜いて本戦出場を決めた元同国代表のアンジ・ポステコグルー監督が11月に辞任。2014年大会にオーストラリアを率い、2015年のアジアカップ優勝も成し遂げた名将だが、今回、予選通過という大役を終えて、重責から解放されたい、と望んでの退陣だった。
オーストラリアサッカー協会の発表では後任の決定は2月ごろになるとのことで、元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマンの名前も挙がっている。いずれにしても、新監督にとって本戦までに残された準備期間は半年足らずだ。
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