一説によると最強グループだというグループC
来年のW杯のグループリーグの組分けが今月1日に決定した。たちまち『死の組』はどこか?という話になるが、一説によると、フランスがデンマーク、ペルー、オーストラリアと同居するC組が最強グループなんだそうである。
がしかしこれは、“目安”であって実質的な強弱を必ずしも表していないFIFAランキングでの話。4チームの順位を平均すると、8グループのうちグループCが17.75位で一番高位になるのだという。
ちなみに開催国ロシアがウルグアイ、サウジアラビア、エジプトと同居するグループAがもっとも低くて 45位、ポルトガルとスペインがいるグループBは20.25位、アルゼンチン、クロアチアに急成長株のアイスランドもいるグループDは23.25位、ブラジルとセルビア、コスタリカが顔を合わせるグループEは2番目に高位で18.25位、前回優勝者のドイツにスウェーデン、メキシコ、韓国と、なかなか厳しいグループFは23.5位、ベルギーとイングランドがいるグループGは25.75位、そして日本のグループHは24.5位だ。
順位は目安でしかないが、グループCは、極端に平均を下げる下位のチームがなく、わりと差がないチームが集まっているということは言える。
ディディエ・デシャン監督は、この抽選結果について「なんとも言えない。ただ最悪の結果は免れた。デンマークは、親善試合や予選でもおなじみの相手だが、ペルーとは80年代以来対戦していないし、オーストラリアもあまり対戦する機会のないコンフェデレーションのチームだ。彼らはイギリス系に近いスタイルだと想像している。これから対戦相手をよく研究してしっかり準備するよ」と話した。
あまり馴染みがない相手、という懸念はあれど、「グループ勝ち抜けは可能」というニュアンスが、指揮官のコメントからは伝わってくる。