ミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】
ミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマは現在、ファンとの関係が悪化している。同選手の代理人は、クラブのゼネラルマネジャーであるマッシミリアーノ・ミラベッリ氏を再度非難した。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
若き守護神ドンナルンマは、ミラン退団を希望していることが報じられた。ファンは同選手を非難する横断幕を出し、大きな話題となっている。
大物サッカー選手を数多く扱うライオラ代理人は、今年夏のドンナルンマ移籍騒動の中心となった人物。騒動が収まったあとも、ドンナルンマが同代理人との関係を断つべきだという声は多かった。
今回の騒動についてライオラ代理人は、「ミラベッリは私との間に個人的に問題を抱えている。ジージョ(ドンナルンマ)を使って私を攻撃しているんだ。彼は何も悪いことをしていない。だから、彼をこの戦いに持ち出すのは間違っている」とした。
さらに同代理人は、「ミラベッリは今起きている批判にほくそ笑んでいるだろう。彼が打ち出したプロジェクトという、本当の問題から目をそらすことができたからね」と、幹部の真の狙いを指摘している。
ドンナルンマの移籍願望については「夏のことを思い出してほしい。ジージョには金銭的にもプロとしても、誰も断らないようなオファーがあった。それを彼と彼の家族は、ハートで断ったんだ。私はその決定を尊重した」と話した。
マルコ・ファッソーネCEOとは良い関係を築いており、「ミランと対立したいわけじゃない」というライオラ代理人。ドンナルンマ・ファミリーを巻き込んだ戦いは今後も続くのだろうか。
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