準々決勝では浦和レッズを破ったアル・ジャジーラ【写真:Getty Images】
現地時間13日に行われるFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)準決勝で、開催国UAEの王者であるアル・ジャジーラと、欧州王者であるスペインのレアル・マドリーが対戦する。
アル・ジャジーラは大会初戦でオセアニア王者のオークランド・シティに勝利。準々決勝ではアジア王者である浦和レッズとのアジア対決を1-0で制し、UAEのチームとして初の準決勝進出を果たした。
過去に13大会が開催されてきたクラブW杯で、アジアのチームと欧州のチームは8回対戦。その8回全てで欧州勢が勝利を収めている。クラブW杯以外でアジア勢と欧州勢が対戦する機会はないため、この結果はそのまま両大陸の公式戦における通算対戦成績でもある。
2000年の第1回大会ではマドリーがサウジアラビアのアル・ナスルに3-1で勝利。その後もミラン、マンチェスター・ユナイテッド、インテル、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘンがアジア勢の挑戦をことごとく退けてきた。
アジア勢の初勝利に最も接近したと言えるのが昨年の大会の決勝。開催国王者として出場した鹿島アントラーズがマドリーを一旦は逆転し、2-2のスコアで延長戦にまで持ち込んだが、最終的には2-4で敗れる結果に終わった。
今回もマドリーの圧倒的優位が予想されることは確か。アル・ジャジーラは世界のサッカー史上に残る記念すべき勝利を挙げることができるだろうか。
▼クラブW杯でのアジア勢と欧州勢の対戦成績
2000年 アス・ナスル 1-3 レアル・マドリー
2007年 浦和レッズ0-1 ミラン
2008年 ガンバ大阪 3-5 マンチェスター・ユナイテッド
2010年 城南一和 0-3 インテル
2011年 アル・サッド 0-4 バルセロナ
2013年 広州恒大 0-3 バイエルン・ミュンヘン
2015年 広州恒大 0-3 バルセロナ
2016年 鹿島アントラーズ 2-4(延長) レアル・マドリー
【了】