レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
現地時間13日に行われるFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)準決勝で、開催国UAEの王者であるアル・ジャジーラと、欧州王者であるスペインのレアル・マドリーが対戦する。
アル・ジャジーラはオセアニア王者のオークランド・シティと、アジア王者の浦和レッズを破っての準決勝進出。ホームの地の利はあるとはいえ、やはりマドリーの圧倒的優位が予想される試合であることは間違いない。
だがマドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、決してこの試合に向けて気を抜くつもりはないと試合前日の会見で主張した。スペイン紙『マルカ』などが伝えている。
「簡単な試合などない。準決勝は簡単な試合だなどと言われているが、我々の考えは全く正反対だ」とジダン監督。「昨年の鹿島戦を見てみればいい。レアル・マドリー相手には、どのチームも素晴らしい試合をしたいと望んでいる。だから我々も集中して試合に臨みたい」と語った。
昨年のクラブW杯では、マドリーは決勝で開催国王者の鹿島アントラーズと対戦。一旦は1-2と逆転され、延長戦にまで持ち込まれる苦しい試合となったが、最終的には4-2の勝利を収めた。その苦戦を教訓とし、“万が一”の番狂わせの可能性もなくしたいとジダン監督は望んでいることだろう。
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