植田直通【写真:Getty Images】
EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会・中国代表戦から一夜空けた13日、日本代表は練習を行った。
3年越しの代表デビューを右サイドバックとして全うした植田直通。「試合ではやったことはない」というポジションで好守に奮闘したが、満足はしていない。
「僕は自分のプレーにはまだ納得していないし、まだまだレベルも上げなきゃいけないことはたくさんあった。初めてというのはあったかもしれないけど、まだまだレベルを上げなきゃいけない」
とはいえ右サイドから崩されることはなく、その点については植田も「良かったと思う」と述べている。
鹿島アントラーズでは最終ラインの中央で戦っている。「僕はCBの選手でずっとやってきたので、CBで出たいって気持ちは心の中にある。そういう気持ちは忘れていない」と矜持を見せた。それでも、代表に関して「試合に出られるってのが一番」という思いもある。
「サイドバックで出たからには自分もしっかりチームのために戦うのは当たり前だと思うので、違うポジションになった時でもしっかり準備していきたい」
CBでのプレーも見たいところだが、本職と異なる位置でもチームに貢献できれば植田自身の幅も広がる。その点で、中国戦のパフォーマンスには価値があるだろう。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】
★W杯予選まとめはこちら★