クラブW杯を5位で終えた浦和レッズ【写真:Getty Images】
【ウィダード・カサブランカ 2-3 浦和レッズ クラブW杯5位決定戦】
FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)の5位決定戦が現地時間の12日に行われ、浦和レッズがモロッコのウィダード・カサブランカと対戦した。
アジア王者として10年ぶりのクラブW杯に臨んだ浦和だが、初戦の準々決勝で開催国UAE王者のアル・ジャジーラに悔しい敗戦。準決勝でのレアル・マドリーとの対戦は幻に終わり、5位決定戦に回ることになった。
5位決定戦の相手は、準々決勝で本田圭佑を擁するパチューカに敗れたウィダード。両チームにとって最後の意地を懸けた大会最終戦となる。
18分、先手を取ることに成功したのは浦和。右サイドのスローインからパスを繋ぎ、中央でボールを受けたDFマウリシオが右足を思い切りよく振り抜くと、豪快なミドルシュートがゴールに突き刺さった。
そのわずか3分後にはウィダードにFKから同点ゴールを許した浦和だが、26分には再び勝ち越し。エリア左に侵入したラファエル・シルバがGKを引きつけて中央へ送り、ファーポストへ飛び込んだ柏木が左足で押し込んでスコアは2-1に。
1点リードで折り返した浦和は60分、点差を2点に広げる。FKから縦パスを受けた興梠のクロスが相手選手に当たってこぼれたところを、エリア内に上がっていたマウリシオが蹴り込んで自身2点目のゴールを挙げた。
その後はGK西川の好守などで2点差を守っていた浦和だが、後半アディショナルタイムにはゴール前の競り合いの中でファウルがあったとVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で判定されてウィダードにPK。これをハジュージが決めて1点差としたが、そのまま3-2で浦和が勝利を収めた。
【得点者】
18分 0-1 マウリシオ(浦和)
21分 1-1 ナヒリ(ウィダード)
26分 1-2 柏木陽介(浦和)
58分 1-3 マウリシオ(浦和)
90+4分 2-3 ハジュージ(ウィダード)
【了】