大雪の積もったピッチで行われたケルン対フライブルク戦【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ第15節の試合が現地時間の10日に行われ、ケルンとフライブルクが対戦した。この試合では、ピッチに降り積もった雪が試合に大きな影響を与えることになった。
ケルンのホームスタジアムを真っ白に染めた降雪の影響で、予定されていたキックオフは30分間遅延。運営スタッフはピッチ上のラインの部分のみ除雪した上で、赤いラインを引き直して選手たちに視認可能とする対応を取った。
だが、ペナルティースポットに対して同様の対応を取らなかったことが混乱を生んでしまった。前半にケルンがPKを獲得したが、主審はボールを置くはずのスポットを見つけることができなかったのだ。
そこで主審は、草サッカーなどでよくあるように、ゴールラインからペナルティースポットまでの11メートルを11歩の歩幅で計測。ケルンのFWセル・ギラシーがそこからのシュートを無事成功させてスコアを2-0とした。
試合はその後もう1点を加えたケルンが3-0とリード。今季15試合目にしてついに初勝利を挙げるかに見えたが、そこからまさかの4失点で3-4の逆転負けを喫した。後半アディショナルタイムにはフライブルクが2本のPKを決めたが、その時点ではすでに雪はなくなっており影響はなかった。なお、ケルンのFW大迫勇也は前節の退場処分により出場停止となっていた。
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