レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
今シーズンのリーガエスパニョーラで極度の“ゴール欠乏症”に陥っているとして騒がれていたレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドだが、チャンピオンズリーグ(CL)や代表チームの試合も含めた得点率では、現時点で宿敵リオネル・メッシを上回っているという。スペイン紙『アス』が10日付で伝えた。
C・ロナウドは今季リーガ開幕前のスペイン・スーパーカップで受けた出場停止処分により、リーガでは開幕から4試合に出場することができなかった。第5節で復帰して以降もゴールには恵まれず、第14節まで10試合に出場してわずか2得点。9日のセビージャ戦ではようやく今季リーグ戦初の1試合2得点を記録し、計11試合の出場で4得点となった。
15試合を終えた時点で4得点という数字が、マドリーに移籍してきて以来ワーストの成績であることは変わらない。だが、リーガ以外の試合も含めて考えれば事情は異なる。
CLではグループステージの全6試合でゴールを記録するという大会史上初の快挙を達成し、計9点で得点ランク首位。スーパーカップで1得点、ポルトガル代表でもワールドカップ予選で4得点を記録しており、今季になってから合計18ゴールを挙げている。出場時間は1861分間であり、103分あたり1点を取っている計算になるという。
一方のメッシは、リーガでは13点を挙げて得点ランク首位。CLで3得点、スーパーカップで1得点、アルゼンチン代表で3得点を挙げている。計20得点を記録しているが、プレー時間が2313分間とC・ロナウドより長く、1ゴールあたりの出場時間は115分間。プレー時間あたりの得点数はC・ロナウドがメッシを上回っている。
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