浦和レッズを破ったアル・ジャジーラ【写真:Getty Images】
FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)準々決勝が現地時間の9日に行われ、開催国UAEの王者であるアル・ジャジーラがアジア王者の浦和レッズを下して決勝へ進んだ。UAEメディアは「歴史的」な勝利であるとして伝えている。
10年ぶりとなる悲願のアジア制覇を成し遂げ、アジア王者としてクラブW杯に乗り込んだ浦和だが、上位進出の夢は初戦で絶たれてしまった。52分にマブフートが決めた1点が決勝点となり、アル・ジャジーラが欧州王者レアル・マドリーの待つ準決勝へと駒を進めた。
過去に13大会開催されたクラブW杯では、開催国枠の出場チームも含めてアジア勢が延べ10チーム準決勝に進んでいる。だが中東勢はカタールの1回とサウジアラビアの1回のみであり、UAEのチームが準決勝へ進むのは初の快挙となった。
UAE紙『ナショナル』は、アル・ジャジーラが「クラブW杯でのレアル・マドリーとの歴史的な対戦を実現させた」と伝えた。『ガルフニュース』は「浦和を破ったアル・ジャジーラが歴史を作る」とのタイトルで試合について伝え、「UAEのチームとして初の準決勝進出。それ以上に重要なのは、水曜日にスペインの強豪レアル・マドリーと激突することだ」と述べている。
昨年の大会では開催国枠で出場した鹿島アントラーズがアジアのチームとして初の決勝へ進み、マドリーを苦しめる善戦を演じた。アル・ジャジーラはサプライズを引き起こすことができるだろうか。
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