マンチェスター・シティを皮肉ったマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、マンチェスター・シティとのダービーマッチを前に、ライバルチームを分析した。
イングランド・プレミアリーグ第16節で今季初の顔合わせとなる両者は、現在勝ち点差が8。無敗で首位を走るシティを、同じ好調維持するユナイテッドが追走している。
ボールを保持する攻撃的なスタイルを志向するジョゼップ・グアルディオラ監督のシティに対し、モウリーニョ監督率いるユナイテッドはどちらかといえば守備に重きを置くチーム。対照的なサッカーを体現するチーム同士の対戦が注目を集める中、モウリーニョ監督は相手チームを称賛している。
「マンチェスター・シティはいいチームだ。創造的な動きをしていて、組み立てもうまい。素晴らしい選手や監督もいる。いいところばかりだ」
しかし一方で、モウリーニョ監督は「唯一気に入らないところは」と断りを入れ、ライバルのプレースタイルを皮肉るようなコメントも残している。
「唯一気に入らないところは、非常に簡単にバランスを失ってしまうところだ。少し風が吹けば、転んでしまう」
確かに後方からでもパスをつなぐことを厭わないシティのサッカーは、ユナイテッドのそれよりもリスクを孕んでいると言えるかもしれない。しかし、昨季よりも安定感が増した今季のシティが失点数を10に留め、ユナイテッドの9に次いで2位に位置していることも無視することはできないだろう。
【了】