中国代表のマルチェロ・リッピ監督【写真:Getty Images】
E-1サッカー選手権の男子第1節の試合が9日に行われ、韓国代表と中国代表が対戦した。中国代表のマルチェロ・リッピ監督は試合後の会見で、若手選手を多く起用したメンバー選択について考えを述べた。
ロシア・ワールドカップ出場権獲得を逃した中国は、2019年アジアカップを次の目標として新たなチームの構築を進めようとしている。来年1月に中国で開催されるU-23アジア選手権も見据え、リッピ監督は現U-22代表のメンバーから6人を先発に起用した。
韓国との試合をドローに持ち込んだ若い選手たちのプレーには、リッピ監督もある程度満足しているようだ。「6人の若い選手たちのパフォーマンスは良かった。何人かは良いものを見せてくれた。来年1月の大会でも非常に強く期待している」と試合後にコメントした。
とはいえ、20歳のFWヤン・リーユーを除けば、先発に起用されたその他のU-22代表選手はいずれも22歳。リッピ監督としては、この年齢の選手たちを“若い”と形容することには違和感も覚えるようだ。
「22歳というのを若いと見るのは中国だけではないか。若いというのは18歳前後だと私は考えている。彼らはクオリティーの高い選手たちだと判断したので採用した」とイタリアの名将は語った。
先制点を記録したFWウェイ・シーハオもU-22代表の選手のひとり。「彼には非常に期待している。今年は運に恵まれず、怪我が多くて実際にプレーすることは少なかったが、代表に貢献してくれている」と指揮官は賛辞を送っている。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
【了】