J1の鹿島アントラーズは9日、トップチームの大岩剛監督が来シーズンも引き続き指揮を執ることが決定したと発表した。

　現役時代にも鹿島でプレーした大岩監督は、石井正忠前監督の解任を受け、今年5月末にコーチから監督に就任。J1で6位と苦しんでいたチームを立て直して首位快走に導き、昨シーズンに続いての連覇は濃厚かに見えたが、最終節で川崎フロンターレに逆転を許してしまいタイトル獲得を逃した。

　それでも、来季も引き続き大岩監督にチームを託すことが決まった。クラブを通してコメントを述べた同監督は、「今季は無冠という結果に終わり、選手、スタッフ全員が言葉では表現できない悔しさを感じています」としつつ、ファンからの応援に感謝の思いを表している。

「今年のホームゲームでは皆さんの声援のおかげで素晴らしい一体感のもと、戦うことができました。来年も皆さんと一つとなり、タイトル獲得に向けて毎試合勝ち点を積み上げていきたいと思います。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします」と王座奪回に向けて改めてサポートを求めた。

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