チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督は、世界一のサッカー選手の称号がMFエヌゴロ・カンテのものになるべきだと主張した。英紙『ガーディアン』が伝えている。

　今年のバロンドールは、レアル・マドリーに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが受賞した。これで5度目の同賞受賞で、バルセロナのFWリオネル・メッシに並んでいる。

　バロンドールの投票でプレミアリーグ最高位は、8位に入ったカンテだ。だが、現役時代に自身も同じポジションだったコンテ監督は、カンテのバロンドール受賞が難しいことを知っている。

「私はバロンドールが欲しかった。だが、自分の特性では不可能だと分かっていたよ。それでもたくさん勝ち、全てを手にした。カンテがバロンドールを受賞できるかは分からない。同じタイプの選手で、点を獲るわけじゃない。彼は仕事人なんだ」

　ただ、カンテのことをこの上なく評価しており、「監督として言えば、カンテが受賞するべきだ。ただ、実際には難しいだろう」とコンテ監督。「パオロ・マルディーニは世界一のDFだったが受賞できなかった。ジャンルイジ・ブッフォンも最強のGKだけど受賞できない」と偉大な同胞の名前を出しつつ、「ただ、これがバロンドールの歴史なんだ」と語っている。

　近年はC・ロナウドとメッシが独占してきたバロンドール。今後もたくさんのゴールを決める選手から選ばれるのだろうか。

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