日本代表が9日の北朝鮮戦に向けて最終調整を行った。昌子源らに並んで三浦弦太が先頭グループを走る【写真:舩木渉】
日本代表は8日、翌日のEAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会(E-1)の初戦・朝鮮民主主義人民共和国代表戦に向けて、会場となる味の素スタジアムで公式練習を行った。
予定よりも早めに始まった練習では、冒頭にヴァイッド・ハリルホジッチ監督を囲んでのミーティングを行った。数分間の短めなもので、その後チームはピッチの外周をランニングし、短めのダッシュなどを入れながら徐々に体を温めていった。
ランニングでは、これまで清武弘嗣が先頭を走っていたが、同選手が離脱したことで昌子源や倉田秋らがチームの前に出た。さらに若い三浦弦太も先頭グループで走っていた。
9日の北朝鮮戦で22歳のセンターバックがA代表初先発を飾る可能性もあるのではないか。本人は「特に意味はない」と語ったが、吉田麻也や槙野智章がいない今、三浦が念願の代表初キャップを刻む可能性は大いにある。清武の代役として追加招集されて合流2日目の土居聖真は、まだ日本代表の雰囲気に慣れないのか、ランニング中も最後尾を走っていた。
気温5度前後という極寒の中で行われ、冒頭15分間のみの公開となった8日の練習では、これまでのような笑顔がほとんど見られなかった。東アジアの頂点を決める戦いを前に、選手たちの緊張感は徐々に高まってきている。
(取材・文:舩木渉)
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