イラン代表【写真:Getty Images】
ロシアの首都モスクワにあるコンサートホール・クレムリンパレスで現地時間1日、2018年に開催されるロシアW杯のグループリーグ組み合わせ抽選会が行われた。この結果、イランはスペイン、ポルトガル、モロッコと同組のグループBに入っている。“死の組”とも考えられるグループだが、意外とイランはポジティブに受け止めているようだ。6日にイランメディア『テヘラン・タイムズ』が報じている。
スペイン代表は2010年W杯で優勝し、ポルトガル代表はEURO2016で初優勝。モロッコ代表も侮れないチームだ。ドイツやメキシコ、スウェーデンや韓国が入ったグループFを“死の組”と考えるところもあれば、イラン紙のようにスペインが入ったグループBをそう考えるメディアもある。
ポーランドやセネガル、コロンビアと同組のグループHに入った日本代表に比べれば、グループBは極めて突破が難しい組と言えるだろう。しかし、同紙はタイトルに「イランはW杯抽選会の結果に感謝する必要がある」とつけて報じた。
同紙によれば、イランを率いるカルロス・ケイロス監督は、この抽選会の結果を受けて「本当にレベルアップするチャンス」だと考えているようだ。その理由として「4度出場して決勝トーナメント進出を果たしたことがないイランにとって厳しいグループであることに間違いない。しかし、このグループは将来のために役に立つ」と、ポジティプに捉えている。
結果的に日本がグループBやグループFを回避できたことは、決勝トーナメント進出に向けて朗報と言えるだろう。しかし一方で、普段対戦することがない強豪国と戦う「絶好の機会を得た」と受け止めるイランのようなチームも存在する。
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