2年連続の最優秀選手受賞は逃した中村憲剛【写真:Getty Images for DAZN】
2017年のJリーグ各賞を発表・表彰する「2017Jリーグアウォーズ」が5日に開催された。Jリーグ年間最優秀選手賞には、川崎フロンターレのFW小林悠が初選出されている。
小林はキャプテンとして川崎Fを牽引し、悲願のJ1初優勝へと導いた。今季23ゴールを記録して単独の得点王にも輝いており、年間MVP受賞にふさわしい活躍だったと言える。
一方で、昨年の受賞者であるチームメートのMF中村憲剛は受賞ならず。小林と同じく川崎Fの初優勝に大きく貢献し、ベストイレブンには選出されたものの、最優秀選手賞の受賞は逃した。
これにより、Jリーグ年間最優秀選手の「連続受賞なし」のジンクスは継続することになった。1993年のリーグ開幕以来、延べ25人の年間MVPが選ばれてきたが、2年連続で受賞した選手はまだ一人もいない。
複数回受賞した選手自体が、2000年と2013年に受賞した中村俊輔(現ジュビロ磐田)ただ一人。それ以外の受賞者は全て1回のみの受賞となっている。
また、小林が受賞したことで、日本人選手の受賞は6年連続。国籍別では日本人選手が15回、ブラジル人選手が9回受賞しており、それ以外の国籍は1995年のドラガン・ストイコビッチ(ユーゴスラビア)が唯一の例となっている。
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