オリンピアコス監督時代のパウロ・ベント氏【写真:Getty Images】
先月までオーストラリア代表を率いていたアンジ・ポスタコグルー氏の監督就任の可能性が報じられている横浜F・マリノスだが、ここにきて新監督選びが急展開を見せるかもしれない。
ポルトガルメディア『ゼロゼロ』は5日、2014年のブラジルW杯で同国代表を率いていたパウロ・ベント氏が日本行きに近づいていると報じた。その行き先が横浜FMで、契約は合意に近づいているという。
パウロ・ベント氏はポルトガル出身の48歳で、現役時代にはベンフィカやスポルティングCP、スペインのオビエドなどで活躍し、ポルトガル代表として35試合に出場した実績を持つ。指導者としては自身がプレーしたスポルティングCPに始まり、ポルトガル代表、ブラジルのクルゼイロの監督を歴任。昨季はギリシャのオリンピアコスを率いていたが、3月に解任されて現在はフリーになっている。
記事によれば、川崎フロンターレと鹿島アントラーズがタイトル争いをする一方で5位に終わった横浜FMが、次に目指すのは優勝であると指摘されている。パウロ・ベント氏の招へいは、タイトル獲得に向けた布石となるのだろうか。
すでに噂に上がっている前セルビア代表監督のスラヴォルユブ・ムスリン氏、そしてポスタコグルー氏の動向も含め、しばらく横浜FMの新監督候補の動向から目が離せない。
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