ヘタフェのホームスタジアムのピッチ状態に苦言を呈したバレンシア主将ダニエル・パレホ【写真:Getty Images】
現地時間3日、リーガエスパニョーラ第14節の試合が行われ、ヘタフェがホームに好調バレンシアを迎えた。
それまで9勝4分けで無敗をキープしていたバレンシアは、この日も勝利を目指してヘタフェゴールに襲い掛かった。しかし、25分にはヘタフェMFマウロ・アランバリが2枚目のイエローカードを貰って退場し、1人多い状況で試合を優位に進めることができたものの、67分にMFマルケル・ベルガラに点を決められリードを許した。そのまま攻め続けるも、結局追いつくことはできず今季初の敗北を喫した。
試合後、スペイン『beIN SPORTS』のインタビューに答えたバレンシアの主将ダニエル・パレホは、ヘタフェのホームスタジアムのピッチコンディションの悪さを嘆いた。
「ボールが走らなかった。1週間の間ずっと芝の手入れがされていたわけではないのだと思う。世界一のリーグとなるためには、こんなピッチではプレーできない」
ヘタフェの本拠地コリセウム・アルフォンソ・ぺレスでは、現在リーグ首位を走るバルセロナも苦しめられた。リーガエスパニョーラ第4節でヘタフェと対戦したバルセロナは、29分に芝の状態の悪さが原因でFWウスマン・デンベレが負傷交代し、後半の2得点によってなんとか逆転勝利を収めることができた。
ボールポゼッション率58%と、ボール保持の時間が長かったバレンシアにとっては、今回の長く乾ききった芝はプレーしにくいものであったはず。しかし一方で主将のパレホは「公平なものではなかったが、ヘタフェを祝福したい。彼らは勝ったからね」と相手の勝利を認めている。
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