今季からミランの「背番号10」をつけるトルコ代表MFハカン・チャルハノールは、加入からわずか半年でチームを去る可能性もあるのかもしれない。

　フリーキックの名手としても知られるチャルハノールは、夏の移籍市場でレバークーゼンからミランに移籍。昨シーズンまで本田圭佑（現パチューカ）が着用していた10番を引き継ぎ、名門復活に向けた新戦力として大きな期待をかけられていた。

　ミランではここまで公式戦19試合に出場して2ゴールを記録。だがそのパフォーマンスは、現地メディアでは「イタリアのスタイルに適応するのに苦戦」「ミランでの前半戦で足跡を残すことはできていない」などと厳しく評されている。

　そういった状況の中、1月には早くもミランを離れるのではないかとの憶測も浮上している。伊紙『トゥットスポルト』はトルコからの情報として、同国の複数クラブが冬の移籍市場でのチャルハノール獲得に関心を示している模様だと伝えた。

　イタリア『カルチョメルカート.com』は、トルコの強豪フェネルバフチェがチャルハノールに強い関心を持ち、今季末までのレンタルでの獲得に向けてすでにミランに打診を行っているとも伝えている。現時点ではミランには放出の意思はないとのことだが、ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督の意向次第では状況が変わるかもしれない。

【了】