ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督【写真:Getty Images】
イタリア・セリエA第15節の試合が現地時間の3日に行われ、ベネベントとミランが対戦。ベネベントのGKが後半アディショナルタイムに同点ゴールを奪うという劇的な展開で2-2のドローに終わった。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督の初陣となったミランは、前節まで開幕14連敗で最下位に沈むベネベントを2-1でリードして試合終盤を迎える。だがラストプレー目前となった95分、ベネベントのCKからのボールにGKアルベルト・ブリニョーリがヘディングで合わせて試合をドローに持ち込んだ。
就任初戦での勝利を予想外の形で逃すことになったガットゥーゾ監督は、試合後の会見で落胆した様子を見せていた。伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
「あんなゴールよりはナイフで刺される方がまだマシだ。馬鹿にされたようなものだ。残り数秒のところでGKにゴールを決められるなんて全く考えてもいなかった」とガットゥーゾ監督は語った。
選手たちに対しては「今週を通してしっかりと練習していた。献身的な戦いをしてスピリットを見せてくれた。感謝することしかできない」と述べつつ、「もっとやれることは間違いない。メンタル面でもフィジカル面でも大幅に改善が必要だ。今やっていることでは不十分だ」とさらなる奮起を促した。
勝利を逃したミランは8位に順位を下げ、首位に立つインテルには18ポイントの大差をつけられている。今週はヨーロッパリーグのリエカ戦を経て、週末にはボローニャとホームで対戦する。
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