J1優勝を飾った川崎フロンターレ【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節が2日に行われ、川崎フロンターレが初優勝を飾った。前節まで首位に立ち続けてきた鹿島アントラーズを最終節で逆転しての優勝だった。
残り2試合の時点で川崎Fに4ポイント差をつけて「王手」をかけていた鹿島だが、優勝を決めることはできず、逆に差を2ポイントに縮められて最終節へ。川崎Fが大宮アルディージャに5-0で勝利したのに対し、鹿島はジュビロ磐田と0-0のドローに終わり、最終節で順位が入れ替わった。
鹿島は今季第10節と第17節終了時点で首位に立ったあと、8月の第21節を終えた時点で3度目の首位に浮上。そこから13節にわたって首位を守り続けていたが、最後の最後で逆転を許してしまった。
逆に川崎Fは、最終節を迎えるまで今季一度も首位に立ったことがなかった。前半戦を折り返した時点での順位は5位。第25節を終えたところで2位に浮上し、鹿島を追い続けてついに捉えることに成功した。
シーズンを通して一度も首位に立っていなかったチームが最後に優勝を成し遂げた例は、J1では10年前の2007年にも存在する。優勝を飾ったのは鹿島だった。9試合を残した時点で首位浦和レッズと10ポイント差の4位だったが、そこから破竹の9連勝で逆転優勝を成し遂げた。だが今回は、逆転される側となってしまった。
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