J1初優勝を飾った川崎フロンターレ【写真:Getty Images for DAZN】
川崎フロンターレは2日に行われたJ1最終節の大宮アルディージャ戦に5-0の快勝を収め、J1初優勝を成し遂げた。試合後にはJリーグ副理事長の原博実氏も川崎Fの成功に賛辞を送った。
これまであと一歩のところで何度もタイトルを逃してきた川崎F。今季もルヴァンカップ決勝での敗戦やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)敗退など悔しさを味わってきたが、ついに歓喜の瞬間が訪れた。
「風間(八宏)前監督が作った、ボールを回していくという土台に、鬼木(達)監督は勝負にこだわるという部分を加えた。今日は非常にフロンターレらしいサッカーをして、その結果が鹿島の方にプレッシャーになったのかもしれない。フロンターレは前半最後の2点目で楽になったね」と原氏は川崎Fの見せた戦いぶりについて語った。
魅力的な攻撃サッカーを志向し、地域密着の面でも様々な取り組みを行っている川崎Fの優勝は、リーグとしても歓迎すべきことだと原氏は感じているようだ。「良いサッカーもしてるし、試合前のイベントにしても、サポーターの熱気にしても、Jリーグに新しい歴史がまたひとつ加わった。地元を大事にする姿勢がやっとやっと花開いた。スタンドの雰囲気は最高じゃないですかね」
「ひとつ(タイトルを)獲ると変わると思う。選手も同じで、ひとつタイトルを獲ったり、代表に入ったり、何か越えていくとさらに伸びていく。このチームはまたさらに大きくなっていくチームだと思う」と原氏は川崎Fのさらなる飛躍への期待を述べている。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
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