川崎フロンターレの中村憲剛【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節が2日に行われ、川崎フロンターレが大宮アルディージャに5-0で勝利。鹿島アントラーズと勝ち点で並び、得失点差で上回って初優勝を飾った。
これまで数々のタイトルをあと一歩で逃してきた川崎Fにとっては、悲願のクラブ初タイトル。2003年に川崎Fに加入し、15年間をともに歩んできた37歳のMF中村憲剛にとってもキャリア初のタイトル獲得となった。
試合が終わって優勝が決まると、中村は感極まった様子でピッチに倒れ込み、チームメートらと一緒に喜ぶ中で涙も見せていた。ピッチ上でのヒーローインタビューでは、「この光景を待っていたんです。試合が終わった瞬間みんなが(ベンチから)飛び出してきて、その意味が分かって涙を止めることができませんでした」と語った。
15年間タイトルを待ちわびたことについては、「長かったです。長すぎて長すぎて、本当にこのままタイトル獲れずにやめるんじゃないかと思っていた」とコメント。「ACLで負けても、ルヴァンカップでも負けても、諦めずに最後まで走った結果獲れたタイトルだと思います」と悲願達成を喜んだ。
スタジアムを埋めたサポーターには特に感謝の思いを向けた。「僕が加入する前から応援してきたサポーターもいる。ずっとサポーターが後押ししてくれて、今日もこれだけ大勢入ってくれて、みんなで掴んだ優勝だと思います」と喜びを分かち合っている。
【了】