韓国にとっては悪夢のようなドロー結果
最後の最後で韓国と日本の命運が分かれた。
1日、ロシアクレムリン宮殿コンサートホールで行われた2018FIFAワールドカッグループ抽選会で韓国はドイツ・スウェーデン・メキシコとF組に入ることになった。
全体の最後にあたるポット4では韓国と日本が最後まで残った。F組の面々そしてH組のコロンビア・ポーランド・セネガルの面々では格差が感じられる。
H組のほうが韓国にとっては望ましい選択のように見えた。コロンビアにはつい最近、11月10日の強化試合で2-1で勝利している。もちろんコロンビアが到着して2日もたっていなかったことを考えると勝利の意味が色褪せしてしまう感じがなくもないが、それでもハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー)らワールドクラスのメンバーをいらだたせ、勝ち星を収めたのは意味深いと評価された。
内容も悪くなかった。近々の試合では珍しくソン・フンミン(トッテナム)が代表にフィットしており、守備も安定していた。もしコロンビアとW杯で再会するとなれば選手たちには自信となるはずだった。
それだけにF組に組み込まれたのは韓国にとっては悪夢のようなことであろう。この三国は韓国からすると相性の悪い国だらけだ。
ドイツは誰がなんと言おうと現時点で世界一のサッカー強国。2016年からの21試合連続無敗記録は恐怖心さえ覚えるくらいだ。メキシコも前線の顔触れは韓国ファンに慣れているメンバーばかり。ハビエル・エルナンデス(ウェスト・ハム)のラインブレイクは韓国でもよく知られている。スウェーデンは高さやパワーなど北欧特有の身体能力はもちろん堅守も誇るチーム。どう見ても韓国としては難敵ばかりだ。