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日本代表 7年前

【識者の眼】ロシアW杯で日本代表に活路はあるか? グループリーグH組コロンビア・セネガル・ポーランドを徹底分析、見えた戦い方

text by 河治良幸 photo by Getty Images

強国のポーランド。カギはセットプレー

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ポーランド代表の大エース、ロベルト・レバンドフスキ【写真:Getty Images】

 3試合目のポーランド戦は勝ち点や1、2戦目に出場した選手のコンディションも影響してくる。

 ポーランドはオーソドックスに攻守のバランスがとれている。シンプルなサイド攻撃から大エースのロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)に合わせてくる攻撃に対し、高い位置でプレッシャーをかけながら、右の“クバ”ことヤクブ・ブワシュチコフスキ(ヴォルフスブルク)、左のカミル・グロシツキ(ハル・シティ)の仕掛けをしっかり止めたい。

 さらに、左右のサイドバックの攻め上がりを日本のサイドハーフがしっかりとケアしていけば簡単に崩されることはないだろう。

 攻撃面では小さなスペースでボールを扱える香川真司や乾貴士がキーマンになりうる。守備の“デュエル”も求められる中で、ハリルホジッチ監督がどういう攻守のバランスで選手のチョイスをしていくかは、ここまでの勝ち点にもよる。

 また、流れからチャンスを作れる回数は3試合の中で一番少なくなる可能性もある。その場合にやはりカギを握るのはセットプレーであり、半年間の準備の中でバリエーション、キッカーなどをどう準備していくかがポイントになる。

 ポーランドは欧州でもトップクラスの実力国ではあるが、ワールドカップで躍進したのは30年以上前まで遡り、同じポット1でもブラジルやドイツのようなワールドカップ優勝経験国ほど勝負強さは無い。

 2010年のデンマークのように日本に勝たなければ勝ち進めない様な状況であれば、終盤に前掛かりになり隙を見せてくれるかもしれない。日本も3試合目になれば主力に疲労も出てくるところだが、交代選手も含めて総力戦でグループリーグ突破を勝ち取っていきたい。

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