日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
ロシアW杯のグループリーグ組み合わせ抽選会が現地時間1日に行われ、日本代表はグループHでポーランド、セネガル、コロンビアと同居することになった。
これを受けてイギリスのスポーツベッティング大手『ウィリアムヒル』が、ロシアW杯関連の様々なオッズを公開した。
抽選前から唯一公表されていた「優勝」のオッズに大きな変化はなく、日本は251倍で全体の22位タイとなっている。優勝最有力候補と見られているのはドイツで5.5倍、日本と同組で最もいい数字なのはコロンビアの29倍だった。
アジア勢は日本とオーストラリアの251倍が最高で、イランと韓国の501倍、サウジアラビアの1001倍と続く。
決勝進出のオッズでは、日本がアジア最高の数字を叩き出している。全体の19番目の81倍の日本に対し、他4ヶ国は501倍となっている。なお、最も可能性の高い決勝のカードと予想されているのはブラジル対ドイツで12倍、決勝進出の可能性が高い国はドイツ(3.25倍)、フランス(3.5倍)、ブラジル(3.5倍)、スペイン(3.75倍)、アルゼンチン(4倍)と続く。
組別にみると、グループHでは日本がかなり厳しい立場にあると予想されていることがわかる。グループ首位になるチームを予想するオッズで日本は最下位(9倍)で、コロンビア(2.37倍)、ポーランド(2.5倍)、セネガル(6倍)に大きく差をつけられている。
しかし、決勝トーナメント進出チームを予想するオッズでは2.37倍の日本が3.5倍のセネガルを抜いた。コロンビアは1.36倍、ポーランドは1.53倍と、FIFAランキングの高い両国が高確率で勝ち抜けと予想されている。
試合後とのオッズでは、重要な日本の初戦・コロンビア戦で厳しい数字が出ている。日本の勝利が3.9倍であるのに対し、コロンビアの勝利は1.8倍、引き分けは3.7倍となっている。
第2戦のセネガル戦は、日本の勝利が2.9倍、セネガルの勝利は2.45倍、引き分けは3.1倍と予想され、第3戦のポーランド戦はさらに厳しく日本の勝利は3.5倍、ポーランドの勝利2.2倍、引き分け3.1倍となっている。
賭けの参考になる数値ではあるが、ここまで見てきて分かる通り、日本にとって非常に困難なW杯になることは間違いない。グループステージを突破して世間の予想を覆せるだろうか。サムライたちの躍進を信じて賭けた人は、ひと儲けできるかもしれない。
【了】
★W杯予選まとめはこちら★