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ミランファンの7割が監督解任を支持。一方でガットゥーゾの長期政権は考えず

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴィンチェンツォ・モンテッラ
ヴィンチェンツォ・モンテッラ前ミラン監督【写真:Getty Images】

 ミランファンは、クラブの決定におおむね満足しているようだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が調査会社SWGの集計結果を伝えた。

 ミランは今年夏に大型補強を敢行したが、現在7位に低迷している。この不振を受けて先月27日、ヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督の解任とジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の就任を発表している。

 大きな改革があったため時間を与えるべきという声もあったが、ミランファンは我慢の限界だったようだ。今回の調査結果によると、ミランファンの69%が前監督の解任を支持している。一方でミラン以外のチームのファンは支持が30%で不支持は49%だった。

 不振の原因を問うアンケートは、およそ1ヶ月で大きな変化があったことがみてとれる。10月18日の調査では、32%が大幅なチームの変化が影響していると回答。モンテッラ前監督の責任という声は27%どまりで、クラブが連れてきた選手が良くないという回答は23%。選手が期待値を下回っているという声は18%だった。

 これに対し、11月29日のデータは大幅なチームの変化が影響しているという声が17%まで減少。かわりにモンテッラ前監督の責任という回答が44%まで増えている。

 モンテッラ前監督への信頼が失われたことは明らかだが、ガットゥーゾ新監督への支持はどうだろうか。レジェンドとして圧倒的な人気を誇る新監督だが、ミランファンの73%が次の監督がやってくるであろう今シーズン終了までの「つなぎ」だと捉えている。13%は長くミランを率いるとみており、7%はミランにとって適切な監督ではないと答えた。

 この調査結果を見る限り、ミランは監督交代でファンの怒りをしずめることができた。これが完全な解決になるのか、一時しのぎになるかどうかは、これから答えが出ることだろう。

【了】

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