ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督【写真:Getty Images】
イタリア代表監督を解任されたジャンピエロ・ヴェントゥーラ氏は、人目を避けるようにバカンスへ向かったようだ。イタリア紙『メッサッジェーロ』などが伝えている。
12月1日、ロシア・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会が行われる。しかし、過去4度の優勝を誇るイタリアの姿はない。欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗れ、60年ぶりにW杯出場を逃したためだ。イタリア国民の怒りを買う一人が、チームを指揮した前監督だ。
イタリアは居心地が悪いのかは分からないが、ヴェントゥーラ氏は妻を連れてインド洋上のリゾート地ザンジバルに向かった。イタリアの厳しい冬を逃れるには最適だと記事は伝えている。ただし、「携帯は常にオン。最良の薬はできるだけ早くベンチに戻ること」と、傷心旅行よりも現場復帰が指揮官のためだとした。
ヴェントゥーラ氏に対しては、プレミアリーグのワトフォードが関心を示している報道があった。しかし、エバートンはサム・アラダイス氏を新監督に迎える可能性が高まっており、ワトフォードで好成績を収めるマルコ・シルバ監督が引き抜かれることはなくなっている。
2011年から16年にかけて率いたトリノで結果を残し、イタリア代表監督に「ステップアップ」したヴェントゥーラ氏。失った信頼と名声を取り戻す舞台はどこになるのだろうか。
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