クラブに賠償金を求める姿勢を示すマルセロ・ビエルサ監督【写真:Getty Images】
フランス・リーグ1のリールの指揮官マルセロ・ビエルサ監督が、クラブに賠償金の支払いを要求している。スペイン紙『アス』が報じた。
ビエルサ監督は、今夏大きな期待とともにリールの監督に就任したが、一時は降格圏の19位に沈むなど結果は芳しいものではない。また、今月には無断でチリへの渡航を果たしたことでクラブから職務の一時停止を言い渡されており、解任は間近とされている。
一方、ビエルサ監督は、クラブの不当な処分に対して多額の賠償金を支給する構えを示している。それは、未払いの給料と、精神的ダメージへの賠償合わせて9億5000万ユーロ(約12億5400万円)もの金額に上ると言われている。
またビエルサ監督は、フランスプロリーグ機構(LFP)の司法委員会に訴える姿勢であるとの声明を、代理人を介して出している。“変人”ビエルサ監督の去就は依然として不透明な状態が続きそうだ。
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