レアル・マドリーと引き分けたフエンラブラダ【写真:Getty Images】
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ベスト32の2ndレグが現地時間28日に行われ、レアル・マドリーはホームでセグンダB(3部)のフエンラブラダと対戦。2-2で引き分けたが、2試合合計4-2としたマドリーがベスト16進出を果たした。
FWクリスティアーノ・ロナウドらを温存してメンバーを大幅に入れ替えていたとはいえ、マドリーは前半25分に先制点を許し、1点ビハインドで折り返すまさかの展開。後半にFWボルハ・マジョラルが2点を奪って逆転したが、終了間際に追いつかれて試合自体は2-2のドローに終わった。
1stレグで2点をリードしていたマドリーにとってはドローでも十分だったことや、メンバーを落としていたことなど様々な理由はあるとはいえ、マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのドローが3部クラブにとって歴史的快挙となったことは確かだろう。
この結果によりフエンラブラダは、「ベルナベウで試合をして負けたことがない」クラブのひとつとなる。スペイン紙『マルカ』によれば、国内のクラブでは現時点で他に例がなく、対戦機会の少ない他国のクラブを含めてもわずか5チームしか該当しないという。
ベルナベウで試合をして負けたことがない他の4チームは、イングランドのアーセナル、スロバキアのスロバン・ブラチスラバ、ハンガリーのビデオトン、イングランドのイプスウィッチ・タウン。いずれも欧州カップでマドリーと1回だけ対戦し、ベルナベウで勝利または引き分けの結果を残している。
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