ミランの来季の監督候補となっているルイス・エンリケ氏【写真:Getty Images】
来季の監督人事が未解決となっているミランが、前バルセロナ指揮官のルイス・エンリケ氏の招聘を画策しているようだ。
ミランは先日、成績不振によりヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督を解任。後任にはクラブOBでもあるジェンナーロ・ガットゥーゾ氏の就任が決まっているが、一時的な代理監督として指揮を執ることになるガットゥーゾ氏は、来季もミランの監督でありつづけている保証はない。
そこで、ミランは来季以降指揮を執ることになる監督探しを既に始めているようだ。伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』によれば、現チェルシー指揮官のアントニオ・コンテ監督が氏有力と言われており、それに続いて今季バイエルン・ミュンヘンを退団したカルロ・アンチェロッティ氏や現ゼニト・サンクトペテルブルクのロベルト・マンチーニ監督が後任候補として続いている。
さらに注目を集めるのは、昨季までバルセロナを率いていたルイス・エンリケ氏もまた後任候補の一人として名前が挙がっていること。伊メディア『calciomercato』は、ミランのフロント陣が既にエンリケ氏と交渉の段階にあることを報じており、同氏が来季以降のミランを指揮する可能性は低くないという。
2014年から3シーズン指揮官を務めたバルセロナでは、就任初シーズンにはリーグ戦、国内カップ戦、チャンピオンズリーグの3冠を達成するなど、結果を出すことで評価を得てきたエンリケ氏だが、再びミラノの地で監督業を再開することはあるのだろうか。
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