チェルシーのエデン・アザール【写真:Getty Images】
チェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールは、試合で受けたダメージを回復させるため、練習では「全力を尽くしていない」という。英紙『イブニング・スタンダード』に語った。
チェルシーの中心選手として活躍を続けるアザールだが、対戦する相手チームからのマークも当然厳しい。プレミアリーグで最も多くファウルを受ける選手の一人であることはデータでも示されている。
試合では相手選手から厳しいチェックを受けるため、練習では同様の状況を避けようとしているとのことだ。「練習の中では足を守っている。正直に言って、練習では全力を尽くしてはいない。練習のメニューに対して必死になる選手もいるが、僕は練習の中で蹴られたくはないんだ」とアザールは語った。
「シーズン中にはあまり休みがない。だから練習ではどちらかと言えば休んで、試合で全力を尽くせるようにしている」とアザール。「試合では何度も蹴られるが、それはサッカーの一部だから文句を言うつもりはない。練習ではできる限り体に気を遣っている」
プロスポーツ選手としては、練習の中でも勝負にこだわって全力を尽くす姿勢が称賛の対象となるケースも多い。一部メディアでは、アザールの発言は「物議を醸す」ものだとして捉えられている。
【了】