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C大阪戦の「モンキーパフォーマンス」を動物保護団体が批判。「サッカーの理念に反する」

text by 編集部 photo by Getty Images

セレッソ大阪
試合が行われたヤンマースタジアム長居【写真:Getty Images for DAZN】

 26日に行われたJ1第33節のセレッソ大阪対ヴィッセル神戸戦で実施された「モンキーパフォーマンス」が動物虐待にあたるとして、アメリカの動物保護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会」(略称PETA)が批判を繰り出した。28日付の英紙『メトロ』が伝えている。

 ヤンマースタジアム長居で開催された試合の開始前に実施されたモンキーパフォーマンスでは、ピッチ上に置かれたボールをサルが足で扱ったり、持ち上げて主審に手渡すなどの芸が披露された。両チームの選手らも笑顔で見守り、微笑ましい光景となっていた。

 だがPETAは、これが動物虐待にあたると主張した。「こういった行為は、意思を持った参加者たちによるフェアなゲームだというサッカーの理念そのものに反している。生命ある小道具として利用されるサルにとってはゲームでもなんでもない」と、同団体のディレクターであるエリザ・アレン氏は話している。

 アレン氏は一般論として、動物に芸を仕込むにあたっては電気ショックなども含めた脅迫行為が用いられると主張。生まれてすぐに親から引き離され、恐怖を用いてしつけられると述べている。

「PETAはJリーグに対し、動物を利用することにレッドカードを出すように要請する」とアレン氏は述べ、C大阪戦でパフォーマンスを行ったサルを自然に帰すべきだと訴えている。

【了】

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