ピエール=エメリク・オーバメヤンは冬にドルトムント退団?【写真:Getty Images】
香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、エースストライカー放出に動くかもしれない。
英紙『ミラー』は冬の移籍市場での獲得を目指し、チェルシーが接触していると報じた。他にも幾つかのクラブが関心を寄せているという。
今季もドルトムントのエースとして公式戦19試合で17ゴールとハイペースでゴールを積み重ねているピエール=エメリク・オーバメヤンだが、クラブからの信頼を失いつつある。原因は度重なる規律違反だ。
快足が武器のガボン代表FWは25日のシャルケ戦でも1ゴール2アシストと結果を残した一方で、2枚のイエローカードを受けて後半途中で退場処分に。4点差を失って重要なダービーマッチでの勝利を逃す要因になってしまった。
さらに今月17日のシュトゥットガルト戦の前には規律違反を理由に急きょ遠征メンバーから外された。この試合でドルトムントは1-2の敗戦を喫している。昨季もクラブに無許可でイタリアへ旅行して処分を受けており、不必要なパフォーマンスでイエローカードや罰金を科されることもあった。
そのためクラブ首脳陣は奔放なガボン代表FWに愛想を尽かし、放出の方向で動いているとのこと。チェルシーはアントニオ・コンテ監督がFWアルバロ・モラタだけでない新たな得点源を求めており、来年1月に開く移籍市場で交渉がまとまる可能性があるという。
ガボン代表はすでに来年のロシアW杯出場権を逃しており、この時期に環境を変えて出場機会を失うことによるリスクはない。オーバメヤンは夏にもミランへの移籍が秒読みとまで言われ、ドルトムント退団は時間の問題と見られていた。
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