セリエA最優秀選手&GKを受賞して記者の質問に答えるジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するジャンルイジ・ブッフォンが、セリエAの最優秀選手賞と最優秀GK賞を受賞した。授賞式での様子を伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが報じている。
その場で取材を受けたブッフォンには、イタリア代表としての今後について質問が飛んだ。今月ロシアW杯の欧州予選プレーオフでスウェーデンに屈したイタリアは、60年ぶりにW杯出場権獲得を逃した。それと同時にブッフォンをはじめ、数人の選手が代表引退を表明している。
長くイタリアのゴールマウスに君臨し続けてきたブッフォンは、「休息をとる。僕はもう高齢だからね」と、イタリア代表から身を引く意思を改めて強調した。しかし、しばらくして再び声がかかれば招集に応じる考えはあるようだ。
「僕は常にイタリアとユベントスの忠実な戦士だった。欠かすことのできないもので、常に準備はできている。もし僕が60歳になって、イタリア代表から呼ばれたら『イエス』と応じるだろう。それこそが僕の国を代表している自分自身の姿なんだ」
イタリアへの忠誠心が尽きることを知らないブッフォン。他国の代表では功労者に対して親善試合などを“引退試合”にして送り出すケースもある。現在ヴィッセル神戸に所属するルーカス・ポドルスキもそういった扱いを受けてドイツ代表を引退した。
記者から改めて「スウェーデン戦が最後になるのか?」と質問を受けたブッフォンは、「すべてが終わるのは2018年の6月だ。僕はあと何試合かでプレーしようと考えている。そうなることを願っているよ。たぶんね」と答えた。
すでにジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の辞任が発表されており、来年3月からは新体制になるイタリア代表だが、W杯前の活動が一旦の一区切りとなる。その過程でブッフォンが“アッズーリ”のユニフォームをまとって戦う姿を再び見られるかもしれない。
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