フットボールチャンネル

優勝の浦和から衝撃の選出ゼロ。ACL大会ベスト11に柏木陽介もR・シルバも入らず…

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ
浦和レッズがACLを制したが、大会ベストイレブンのメンバーは…【写真:Getty Images】

 アジアサッカー連盟(AFC)は28日、浦和レッズの優勝で幕を閉じたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の大会ベストイレブンを発表した。

 しかし、11人の中に優勝チームである浦和レッズの選手の名前は1人もなかった。大会MVPを受賞した柏木陽介はもちろん、準決勝2ndレグから3試合連続ゴールかつ計9得点で大会得点ランク2位、そして決勝2ndレグでマン・オブ・ザ・マッチに輝いたラファエル・シルバの名前すらない。

 チーム別で最も多く選ばれたのは、決勝で浦和に屈したアル・ヒラルで、4人がベストイレブン入りを果たした。DFムハンマド・アル・ブライク、DFウサマ・ハウサウィ、決勝1stレグで前十字じん帯断裂の大怪我を負ったMFカルロス・エドゥアルド、そして10ゴールで大会得点王に輝いたFWオマル・ハリビンの4人である。

 次に多かったのは準々決勝で上海上港に敗れて大会を去った広州恒大の面々だった。DFフェン・シャオティン、MFアラン、MFパウリーニョ(準々決勝以前にバルセロナへ移籍)の3人が選ばれた。

 地区別で見ると、日本が入る東地区からは広州恒大の3人と上海上港のFWフッキを加えた4人のみ。対して西地区はアル・ヒラルの4人を含む7人がベストイレブンに選出されており、東西で偏りが見られる。

 なお、ACL決勝の週間MVPも浦和の選手ではなく、アル・ヒラルのDFアル・ブライクが選出された。25日の浦和とのACL決勝2ndレグでパス成功率80.3%、チャンスメイク2つ、ボールタッチ105回を記録したことが理由とされている。大会通算で4アシストの活躍だった。

 週間MVPの2位以下は、阿部勇樹、ウサマ・ハウサウィ、槙野智章、西川周作、遠藤航、ラファエル・シルバ、オマル・ハリビンと続いた。

 ACLの2017年大会ベストイレブンは以下のとおり。

▽GK
ヤセル・アル・ムサイラム(アル・アハリ/サウジアラビア)

▽DF
ムハンマド・アル・ブライク(アル・アイン/サウジアラビア)
フェン・シャオティン(広州恒大/中国)
ウサマ・ハウサウィ(アル・ヒラル/サウジアラビア)
フセイン・マヒニ(ペルセポリス/イラン)

▽MF
パウリーニョ(広州恒大/中国)※すでに移籍
カルロス・エドゥアルド(アル・ヒラル/サウジアラビア)
オマル・アブドゥルラフマン(アル・アイン/UAE)
アラン(広州恒大/中国)

▽FW
オマル・ハリビン(アル・ヒラル/サウジアラビア)
フッキ(上海上港/中国)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!