いわゆる“鉄板”メンバーはほぼ決まり
グリーズマンが納得の最多票だが、彼は今予選でただ一人、10戦全戦に出場している現代表のエースだ。
GK以外は各ポジションとも、上位3~4人くらいまでは80%以上の票を獲得している。つまり、先発イレブン級の“鉄板”メンバーは誰にとっても同じということだ。
そこから先は、「ベテランを入れておきたい」「若手を試すべき」といった好みによって票が割れる。
レキップ紙は、4-3-3なら、
GK:ロリス
DF:シディベ、ヴァラン、ウンティティ、ディーニュ
MF:トリソ(またはポグバ)、カンテ、ポグバ(マテュイディ)
FW:ムバッペ、グリーズマン、ルマール(マルシャル)
ただし「現在療養中のメンディとデンベレは除外」とあったから、彼らが戻れるのなら、ディーニュのポジションにメンディ、ルマールに替えてデンベレか。
そして4-2-3-1なら
GK:ロリス
DF:シディベ、ヴァラン、ウンティティ、ディーニュ
MF:ポグバ、カンテ
FW:エムバペ、グリーズマン、ルマール
FW:ジルー
4-3-3の中盤にトリッソを入れているのは、このシステムを試した11月14日のドイツ戦で彼が好プレーを見せたことも影響しているだろう。
ちなみに筆者が選出したイレブンは、
GK ロリス
DF シディベ ヴァラン ウンティティ メンディ
MF ポグバ カンテ ルマール
FW エムバペ グリーズマン デンベレ
もしくは、中盤をポグバとカンテの2ボランチにして、
エムバペ ベンゼマ グリーズマン ルマール
あえてベンゼマを入れた攻めの布陣してみたが、一般投票によるものも、レキップ作のイレブンも、他のメディアで批評家たちが議論していたのも多少の違いはあってもだいたい同じだ。
いまのフランス代表には23人の候補に挙がる選手は大勢いるが、精鋭イレブンは誰の目にもかなり絞られているところが興味深い。おそらくデシャン監督の頭の中にある先発イレブンも、そう遠くはないだろう。