ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が解任に【写真:Getty Images】
ミランは27日、トップチームを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の解任を発表した。26日のトリノ戦で引き分けたのが最後の采配となってしまった。
モンテッラ監督は昨季開幕前にミランの指揮官に就任し、セリエAで6位という成績を残してヨーロッパリーグ出場権を獲得した。今季は中国資本による買収でフロントが一新され、総額200億円とも言われる大型補強でシーズン開幕を迎えたが、リーグ戦14試合を終えて首位ナポリと18ポイント差の7位と苦しんでいた。
後任には同クラブのレジェンドであり、ミランのU-19チームの監督を務めるジェンナーロ・イバン・ガットゥーゾ氏が就任することも併せて発表されている。
ガットゥーゾ新監督は2013年にスイス1部のシオンで選手兼監督として指導者キャリアをスタートさせると、パレルモ、ギリシャ1部のOFIクレタを経て、2015年8月にレーガ・プロ(イタリア3部)のピサの監督に就任。2015/16シーズンにチームをセリエB(2部)昇格に導いた。
そのシーズン終了後に突如辞任するトラブルもあったが、すぐにピサでの仕事に戻り、のべ2年間同クラブを率いて退任。今季からは古巣ミランに戻り、U-19チームを指導していた。
ミランは解任となるモンテッラ監督に「スタッフとのコミットメント、真剣さ、プロフェッショナルな公平さといったモンテッラのこれまでの仕事のすべてに感謝している」とメッセージを送っている。ガットゥーゾ新監督の就任会見は28日に行われる予定となっている。
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