イングランド・チャンピオンシップ（2部）の試合で、GKが日光のまぶしさに苦しんでいるのを見かねたサポーターが、試合中に帽子を貸し与えてチームを助けるという珍しい一幕があった。25日付の英紙『ザ・サン』が伝えている。

　現地時間25日に行われた英2部第19節の試合で、バーンズリーとリーズ・ユナイテッドがヨークシャー・ダービーを戦った。12時30分キックオフのランチタイムの試合は陽光の中で行われ、リーズのGKフェリックス・ヴィートヴァルトは前半には日光に苦しめられていたようだ。

　前半20分を過ぎたところで、アウェイ側観客席にいた男性ファンがスタンド最前列まで降りてきてヴィートヴァルトに声をかけ、かぶっていた黒いキャップを投げ与えた。ヴィートヴァルトはそのキャップをかぶってプレーを再開。男性ファンは周囲の観客から喝采を浴びながら自分の席へと戻っていった。

　このサポートが功を奏したのか、リーズはその直後にヴィートヴァルトのゴールキックを起点として先制し、最終的に2-0で勝利を収めた。ヴィートヴァルトはハーフタイムに男性ファンを見つけて感謝の思いを伝え、帽子を返却したとのことだ。

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