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Jリーグ 7年前

J1昇格プレーオフ準決勝激闘史。「生き残り」かける90分。歴史になった「山の神」降臨【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2015年、年間勝ち点で他クラブを大きく上回っていた福岡

福岡の堅守を支えたGK中村航輔
福岡の堅守を支えたGK中村航輔【写真:Getty Images】

【アビスパ福岡(3位)1-0 V・ファーレン長崎(6位)】

【得点者】
[福岡]
ウェリントン(48分)

 この年のJ2は3強の力が際立ったシーズンだ。3位と4位で勝ち点15もの差があった。福岡は2位で自動昇格を果たした磐田と勝ち点82で並んだが、得失点差で3位となり、プレーオフに回ることとなった。

 九州勢同士の対戦は1-0で福岡が実力を示している。前半から相手ゴールへ迫る福岡が48分、ウェリントンのゴールで均衡を破る。守備ではチームを支え続けたGK中村航輔がファインセーブを見せるなどゴールを揺らさない。年間勝ち点で22上回る福岡が勝利した。

【セレッソ大阪(4位) 0-0 愛媛FC(5位)】

 昇格の有力候補の一角に挙げられていたセレッソ大阪だったが、レギュラーシーズンはまさかの4位。しかも、ただの4位ではない。3位・福岡に15ポイントもの差をつけられている。

 プレーオフ初戦の愛媛FC戦ではゴールを奪うことができなかった。年間勝ち点差2という拮抗した実力のチーム同士の対戦ということもあり、0-0で試合は終了。レギュレーションの恩恵を受ける形でC大阪が“J2史上最強の3位”福岡の待つ決勝に進んだ。

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