2014年、アディショナルタイムに生まれたドラマ
後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを奪ったGK山岸範宏【写真:Getty Images】
【ジュビロ磐田(4位) 1-2 モンテディオ山形(6位)】
【得点者】
[磐田]
山崎亮平(45+3分)
[山形]
ディエゴ(26分)
山岸範宏(90+2分)
このシーズンは5位と躍進したギラヴァンツ北九州がJ1ラインセンスを保有しておらず、3チームによるトーナメントとなった。4位・ジュビロ磐田と6位・モンテディオ山形が激突し、歴史に残るゴールが生まれている。ディエゴのゴールで山形が先手を取ると、前半終盤に山崎亮平の得点で磐田が試合を振り出しに戻す。磐田はドローでも決勝進出だったが、ドラマは終わらない。
日本サッカー史に永久に刻まれるであろう一発が生まれるからだ。後半アディショナルタイムの92分、GK山岸範宏がCKを頭で合わせると、ボールはネットに吸い込まれた。この奇跡のゴールが決勝点となり、山形が決勝に駒を進めたのだった。磐田の名波浩監督は後に、この失点について「世界中に恥を晒した」とこの敗戦を振り返っている。