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香川真司 7年前

「ダービーの英雄」香川真司がかすかな希望に。大不振ドルトが臨む大一番

ボルシア・ドルトムントは25日、シャルケとの大一番「レヴィア・ダービー」を戦う。チーム状況は真逆。ドルトムントに希望があるとすれば、このダービーで何度も輝いてきた香川真司の存在だ。(取材・文:本田千尋)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

対照的な状態で迎えるレヴィア・ダービー

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ドルトムント、絶不調の中でダービーへ【写真:Getty Images】

 カギを握るのは、この男か。11月25日のブンデスリーガ第13節、対FCシャルケ04戦=“レヴィア・ダービー”を目前にしたBVBは、クラブ公式HP上で香川真司を特集。「ダービーの英雄」として、これまで背番号23が因縁のライバルに見せつけてきた活躍を振り返った。

 21日に行われたチャンピオンズリーグ、対トッテナム・ホットスパー戦で守備が崩壊し、1-2で敗れたボルシア・ドルトムント。公式戦では5試合連続での未勝利が続いている。メディアではピーター・ボス監督の解任論が噴出。批判の声が高まっている。地元紙『ルール・ナッハリヒテン』は「シャルケに対するレヴィア・ダービーがボスにとって最終決戦となるだろう」と報じた。

 もっとも、24日の前日会見でボス監督が語るところによれば、クラブ側から「最後通告は全くない」のだという。

 指揮官が集中するのは、目の前のダービーだけだ。

「私の役目は、選手たちが再び自信を得られるようにすることだ。だが自信は、試合に勝つことでのみ手に入れることができる。我々は1勝を必要としているんだ」

 勝利から遠ざかっている今のドルトムントに、「自信」が欠けているのは明らかだ。17日に行われたシュトゥットガルト戦の後では、香川がチームのメンタル面について言及している。

「後半も改めて早い時間帯に失点をしてしまったのは、すごく残念ですし、今のチーム状況を考えると、ああいう戦いになっちゃうとメンタル的にもそこで、落ちちゃったのかなと思いました」

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