プレミアリーグの5クラブがCLの舞台で躍動している【写真:Getty Images】
近年UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台で存在感が希薄になっていたプレミアリーグ勢だが、今季は違う。グループステージ第5節までを終えて、出場している5クラブ全てが各グループの首位に立った。
これは意外にも2006/07シーズン以来11年ぶりのことだと、『FOXスポーツ』が伝えている。当時はプレミアリーグで「ビッグ4」と呼ばれていたチェルシー、リバプール、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルの4クラブが全てグループ首位になっていた。
そのうちリバプールは決勝まで、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーはベスト4まで進出している。準決勝に臨んだ4クラブ中3クラブがプレミアリーグ勢だったということになる。
翻って今季は、その11年前を超えられる可能性もある。グループ首位に立っているのは、当時よりも多い5クラブ。全8グループの過半数以上でプレミアリーグのクラブが主導権を握っている。
チェルシー、マンチェスター・シティ、トッテナムはすでに決勝トーナメント進出を決め、マンチェスター・ユナイテッドとリバプールもあと一歩のところまできている。
これは欧州におけるプレミアリーグ復権を意味するのだろうか。決勝トーナメントで2連覇の王者レアル・マドリーをはじめ、スペインやイタリア、ドイツなどの強豪クラブに力を見せつけられれば、かつての勢いを取り戻すことができるだろう。
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