リオネル・メッシとルイス・スアレスはともにCLのアウェイゲームを苦手としているようだが…【写真:Getty Images】
現地時間23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節、アウェイに乗り込んだバルセロナはユベントスと0-0で引き分けた。
今季のバルセロナはCLのアウェイゲームの成績が芳しくない。ホームでユベントスとオリンピアコスからそれぞれ3点ずつ奪って快勝している一方、この2チームとのアウェイゲームはともに無得点に終わった。唯一の敵地での勝利だったスポルティングCP戦も1-0と苦しんだ。
これには得点源になる前線の2人のパフォーマンスが関係しているかもしれない。『FOXスポーツ』によれば、22日のユベントス戦で無得点に終わったことで、リオネル・メッシは363日間、ルイス・スアレスは798日間、CLのアウェイゲームでゴールを奪えていないという。
2人合わせて3年間ゴールがないとすれば、昨季まで在籍したネイマールが奮闘しても困難な戦いを余儀なくされるだろう。
メッシがCLのアウェイゲームで最後にゴールを奪ったのは昨季、ちょうど1年前のグループステージ第5節セルティック戦だった。彼の2ゴールでバルセロナは2-0で勝利していた。
象徴的だったのは、昨季のCLベスト16でのパリ・サンジェルマン戦だろう。2ndレグでのネイマールの大活躍もあって奇跡の大逆転突破を成し遂げたが、アウェイでの1stレグは0-4でなすすべなく敗れた。もちろんメッシはゴールを決められなかった。
スアレスがCLで最後にゴールを挙げたのは、先に述べた奇跡の大逆転を演じたPSG戦である。今季はまだ無得点。アウェイゲームでの最後のゴールは2015年9月16日のCLグループステージ初戦・ローマ戦(1-1)だった。
過密日程と気を抜けない国内リーグの事情もあって、移動などで多大な労力を要するCLのアウェイゲームは過酷を極める。常に主力としてピッチに立ち続けるメッシやスアレスにとってパフォーマンスを上げるのは難しい状況だが、2人のアウェイでの低調ぶりがCLでの苦戦に影響を及ぼしていると言えるかもしれない。
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