現地時間22日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）のグループステージ第5節で、アトレティコ・マドリーはローマに2-0の勝利を収めた。

　5試合目でCL今季初勝利。この事実からも分かる通り、今季のアトレティコは苦しんでいる。グループステージも残り1試合という状況で、2位ローマとの勝ち点差は2ポイントあり、先に決勝トーナメント進出を決めた首位チェルシーを追走している。

　次のラウンドへ進める枠は残り1つしかなく、グループステージ最終節はアウェイでのチェルシー戦と、アトレティコにとって困難な要素ばかり目につくが、エースは諦めていない。

　22日のローマ戦で、クラブでは約2ヶ月ぶりにゴールネットを揺らして勝利に貢献したアトレティコのFWアントワーヌ・グリーズマンは「僕たちは最後まで挑み続ける」と力強く宣言した。スペイン紙『マルカ』などが伝えている。

　アトレティコがグループステージ最終節で勝ち抜けを決めるには、チェルシーに勝利することが絶対条件になる。グリーズマンもそのことを理解しており「勝つことこそが重要。そのあとはどうなるか見てみよう」と、来る大一番にむけて気を引き締める。

「ゴールを決められてハッピーだ。チームメイトたちにとっても喜ばしいことだと思う。僕が彼らをどう助けるか、という点でね。僕は自分のベストを尽くす。そしてチームも努力し続けなければいけないね」

　フランス代表ではゴールを決めていたグリーズマンだったが、今季はクラブのリーグ戦で10試合出場2得点とペースが上がらず。エースの不振に引きずられるようにチーム状態も低空飛行だった。ローマ戦で見せたダイレクトボレーシュートでの1点をきっかけに復活を遂げられるだろうか。

　運命のCLグループステージ最終節・チェルシー戦は来月5日に予定されている。

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