元浦和レッズのロブソン・ポンテ氏【写真:Getty Images】
2007年以来のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇まであと一歩に迫った浦和レッズに向けて、前回優勝時のメンバーだったブラジルのロブソン・ポンテ氏がエールを送った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが同氏のコメントを伝えている。
浦和は今季、ACLで10年ぶりの決勝に進出。サウジアラビアのアル・ヒラルとの対戦となった決勝は、18日に行われたアウェイでの1stレグを1-1で折り返している。25日にホームで行われる2ndレグの結果により今季のアジア王者が決定する。
浦和が前回優勝した際も、1stレグはイランのセパハンとアウェイで1-1だった。2-0の勝利で優勝を決めたホームゲームを振り返り、「ファンの目の前で優勝できるのは特別な瞬間だ。浦和のサポーターはとにかく素晴らしいとしか言えない」とポンテ氏は語った。
25日の試合を埼玉スタジアムで観戦予定だという同氏は、「浦和はいつも強いチームだ。どんな状況であれ、決して疑問を抱くことはできない。ファンが大きな差を生んで、最初から最後までチームを助けてくれると誰もが分かっている」とサポーターの応援への期待を口にしている。
チームにとって重要な選手としては、10年前の決勝でもゴールを決めたベテランMF阿部勇樹を挙げた。「アベはクラブの中ですごく重要な存在で、プロ意識の模範だ。歴史を作る助けをしてきた。彼は浦和のレジェンドだよ」
「クラブで過ごした5年半は素晴らしいものだった。いつまでもこのクラブを愛し、ファンでい続けるつもりだ」とポンテ氏。25日の試合に向けては、「浦和のユニフォームには偉大な歴史があると理解することが大事だ。これを着てプレーする選手は誰もが、勝利の精神を持った戦士でなければならない」と後輩たちに闘争心を見せるよう求めている。
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